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桑原正守氏 プライム・アソシエイツ株式会社「教育、経営コンサル、顧問業」

私の主な業種は教育、コンサルティング、顧問業です。起業して35年、様々な業界の多くの経営者と触れ合ってきました。

コンサルともなれば一般的なお付き合いを超えてオフィシャル、オフレコも含め深く、長く関わります。その中で私が興味関心を持ったのは、一時的な成功者と永続的な成功者の違いです。

成功の鍵にはもちろん幾つかの要因があります。時流に乗る、人に恵まれる、先見に優れている等。しかし、35年間を振り返って当時から、そして現在も豊かで素晴らしい経営者の特徴はなんと言ってもその方自身の魅力です。では魅力とはなんなのか。この抽象的なそしてとても重要なこのテーマこそこれからの起業人、企業人にとって最も大切になってくるワードなのです。

魅力は幾つかの要素から醸し出されますが、その中でもその人自身が抱いている「感覚」は強く働きます。感覚とは簡単に言うと意識と感情のブレンドされたようなものですが、何せ面白いのは意識も感情も魅力も数値化できないところです。

私の記憶を辿ってみても「常識的なカリスマ」をみたことはありません。それと同じくらい「非常識な人望者」もほとんどいません。常識的にはリスクこそ少なくなりますが、人の心を鷲掴みする人も少なく、非常識にはインパクト、瞬発力を感じさせますがリスクも高く永続性に向かないようです。

では私の思う、経験からくる魅力に溢れ永続的に成功している人の共通点とは。。

その特徴に私は常識でも非常識でもない『妙識』と名づけました。

聞きなれないが、しかしなぜか惹かれてします言葉ではないでしょうか。感覚的にはなんとなくわかるけど、説明するとなると。。この大切な妙識をその人のパーソナリティーに合わせて一緒にデザインする、創作してきた感覚的なものをメソッドとして伝えさせていただいています。

戦後、昭和から続く教えのベースは「目標設定」「コミット」「モチベーション」ではないでしょうか。多くの方々は起業という目標をたて、コミットし、挫折を味わいながらもモチベーションを上げその夢を実現されてきたと思います。

今では当たり前すぎてどの研修会社も講演家、講師もみなこの三種の神器をベースに進めます。私はこれに異論があるわけでもアンチでもありませんが、あまりにも常識的すぎて他にメニューは無いものかと首を傾げます。

大学で講演をすると最後に必ずと言って良いほど、「講師である桑原さんの夢を聞かせてください」と質問がきます。学生さんたちが育ってきた環境の中でよほどこの「夢」のウエイトがあったのでしょう。中には夢を持て、夢がなければならぬ、君の夢はなんだ!とばかりに私に言わせれば今で言う「夢ハラ」です。。

実は私は自分の夢に全く興味がありません。

何故なら?それは私ごときの欲と煩悩の延長でしか無いからです。

「価値観」という言葉もそうですね。。
人はよくこの言葉を多用しますが。。

夢も価値観もその人が、またはその人を囲む親や先生、メディアを通し、今まで生きてきた中での最善の情報をまとめ上げたものでしかありません。私は自分の欲と煩悩の(希望と言い換えれば印象は良くなりますが)延長に本質があるとは思えないのです。

ではどう生きるのか?これが学生が全集中して前のめりになる瞬間です。

それは〜縁を紡ぎ育む〜

私も、その縁を紡ぎ育んできた結果、起業に至りました。

桑原さん著書「もし、坂本龍馬が営業マンだったら」

夢や目標は自分から出てきたものですが、ご縁は天の采配。わずか数十年の私自身と天の尺度では雲泥の差が一目瞭然です。

これが私の解釈の最も重要なポイントです。

「今回、このご縁を通じて天は私に一体何を伝えていのか」

この解釈があれば、ありがたいご縁はもちろん、予期せぬ辛いご縁ですらそこからのメッセージを汲み取ろうと起きてしまった現象そのものよりも『本質』に目も意識も向き、その結果そのごの行動や成果に違いが現れてくる体験を幾度も重ねています。

なので起業に至る思い、と言うよりは天からのメッセージというダビンチコードのようなものを一つ一つ解いていくような感覚です。

ちなみに先に話しました「目標設定、コミット、モチベーション」に変わる。これからはもちろん、戦前の特に武士道の頃から脈々と大切なものは『気骨、気概』つまり『グリット』であると伝え続けています。

戦後、焼け野原の日本人をマネジメント?コントロールするには洗濯機、掃除機、冷蔵庫、自動車など。目標を見せてコミットさせてモチベーションを上げさせるのが最も都合が良かったのでしょうね。

今、縁している農業とビジネスの可能性はとても面白そうなテーマです。教育という凝り固まった慣習に少しメスを入れて面白く機能的なものを学生たちに伝えられたらと思います。

『成功』と言う言葉から『ユニーク』が主流になる世の中になれば。と想っています。

桑原正守さん

プライム・アソシエイツ株式会社 代表取締役
1965年 新潟生まれ 現在は長野県の森の中で生活

「もし君が社長になりたいのであれば、フルコミッションの営業で自分を磨け」この言葉をきっかけに19歳で営業の世界に飛び込む。その後、かかわったすべての営業において最短でナンバーワンを達成する。その中で世界80カ国で展開されている能力開発プログラムの営業においては、40年の歴史で初となる「個人・マネジャー代理店」とすべての分野で世界一を達成し、史上初の「三冠王」に輝く。現在は経営コンサルタント、トレーナーとして多くの企業の発展に貢献している。

著書:
「絵に餅を描け」「桑原流実践メンタルトレーニング」(碧天舎 )
「売れまくりの法則」(ビジネス社)
「強運を呼び込むツキまくりの法則」(マネジメント社)
「世界一わかりやすい世界一「売れる」本」(経済界)
「もし、坂本龍馬が営業マンだったら」(ダイヤモンド社)

桑原正守Youtubeチャンネル : https://www.youtube.com/@masamorikuwahara

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