完全紹介制、経営者向けインタビュー

社長の華. JAPAN

丸島夏一氏 株式会社 ナナ文具「文房具で年商25億 月島から世界を繋ぐ」

バンドと茶道のマニアックな世界に没頭

✅ どの様な学生生活を送られていましたか?

私は東京の月島で、4人兄弟の長男として育ちました。

幼少期は野球やアイドルなど世の中の当時のメジャーな流行りには入り込まず、中学生からベストヒットUSAという洋楽の紹介チャンネルにハマりました。アメリカやイギリスのバンドが格好良く、テレビやラジオで聴きながら秋葉原の石丸電気でレコードは当時50枚程は購入。第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの時代であり、カルチャークラブ、デュランデュラン、カジャグーグーが好きで今でも聴いています。演奏は最近7〜8年やってないですが、大人になってもバンドでボーカルとしても活動していました。当時80年代に土曜の深夜にやっているイギリスヒットチャートから、70年、60年、50年代にも遡って聴いていました。

中学は野球部、高校はバスケットボール、大学は法政大学でバントサークルと茶道部に入りました。大学ではロンドンパンクが好きでセックスピストルズ、クラッシュ、ダムドにハマりました。茶道では部長を任され、先生が茶人で裏千家という凄い方で日本文化の深い世界も吸収。私はメジャーな事より、バンドや茶道などのマイナーな世界に関心があり、マニアックな集団に属していれば自分が愉しめる感覚を覚えました。マイナーな世界から結果的にメジャーの世界にも繋がる。対人的にも普通の人との接し方も判る様になったのです。

また今では、個人的にも都内でゴルフ、ジョギング、バスケットボールのコミュニティーを定期的に開催していまして、私もフルマラソンやトライアスロンにも挑戦し続けています。

大企業での安定を捨て、実家を継ぐ恐怖心

✅ 大学卒業から文具店を継ぐまでの経緯を教えてください。

バブル末期の就職活動を経て、実家が文具店という事もあり新卒で文房具やオフィス家具メーカーのコクヨに入社しました。オフィス設計に関わる部署で、社員や社長にインタビューした内容をデザインとして形にする仕事です。大型案件としては、電通が築地から今の汐留オフィスに移転するプロジェクトに参画してやり甲斐を感じていました。

文房具店を営む父が体調を悪くした事もあり、そのお店を継ぐ決意をして10年程の勤務を経て退社しました。コクヨは大企業なので、その安定的なサラリーマン生活から、実家のお店を継ぐ事になり、退社後はサラリーマンと経営者の違いを痛感して恐怖感、焦りを相当感じていました。

ナナ文具店前にて 丸島夏一さんと。

入社後、突然の会社解散の危機に直面

✅ 父の文房具店入社後にはどの様な経験をされましたか?

父親から継いだ文房具店は少人数で小さなビルに構えるお店です。吹けば飛ぶような会社でしたので、拭いても飛ばないようにしないといけない。以前はメーカーから仕入れて丸の内に卸す業態で私が入社した際には30人の社員がいましたが、私の入社後、当時の社員が新会社を設立して、そのまま大半の社員と顧客を持っていかれるという事態が起きたのです。

入社早々の大きな難題に直面する事になりましたが、従来の業態、メーカーから仕入れてお客様に卸す時代から、当時はアスクルなどを利用した購買方法が変わるタイミングでした。時代が変わる良いタイミングで、やむを得ずアスクルという新たな事業スキームを構築せざるを得なかったのですが、結果的にそれが功を奏しました。社員も顧客もいなくなったので、アスクルという新体系で収益の柱を作るしかなかった。私が入社当時は社員が30人いましたが、残った3人でアスクル事業をやり始めましたのです。今となっては当時離職した社員の方も初期の会社を支て頂いたからこそ今があるので感謝していますが、当時は私自身が全く余裕はありませんでした。

アスクル事業、文房具と制服の3本柱

✅ 今の現状の事業モデルを教えて頂けますか?

現在、アスクル販売店、文房具と制服の3つの事業をしています。アスクルで扱う全ての商品が販売可能で、MUJIブランドの商品も取り扱っています。

入社後、既に22年が経ち様々な経験があり、アスクル当初も赤字でしたが、どうにか試行錯誤を繰り返し、当時4億円程の売上から、今では25億円程の売り上げに伸ばす事が出来ました。まだまだ上を目指す必要がありますが、社員、関連会社の方や関わる方々には助けられて本当に感謝しています。

数年以内に国内から海外にも積極展開

✅ 今後は数年にかけて、どの様な構想を描いていますでしょうか。

これからは日本国内で売り上げを伸ばしていきたいとは思いますが、並行して今後は海外へも販路を伸ばしていきたいと思っています。弊社は文具店ですが、単なる文房具の取り扱いだけではなく、弊社事業を通してより海外と繋げたく動いていきます。

例えばコロナ禍を経てようやく海外からの行き来が再開され外国人の来日数も増えて来ていますので、海外からの東京に来る留学生と連携を取り、日本の文化を発信して頂く様な施策を行ったり、事業を通して日本と海外を繋げたりとその様な動き方も積極的に行う予定です。

日本国内、海外ともに新たな事業を構想していきますので、また今後も進捗は皆様に共有していきたいと思います。

有難うございます。接し易いお人柄でコミュニティーを大切にする丸島さん。文具店の枠を超えて、日本だけに留まらず海外にもコミュニティーを拡げる構想をお持ちのナナ文具店。是非月島付近に行く際は立ち寄ってみて下さい。

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丸島夏一さんのプロフィール

会社:株式会社 ナナ文具 代表取締役社長

店舗住所: 〒104-0052 東京都中央区月島4丁目4−3

出身:東京築地 法政大学 経営学部卒

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