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社長の華. JAPAN

岡村彩乃氏 株式会社 AWAKE GATE 「人材教育とトータルプロデュース事業」

千葉の幼少期から、筑波大学の宇宙開発の道へ

✅ どの様な経緯で宇宙への好奇心を持ったのでしょうか?

生まれも育ちも千葉の船橋です。どちらかと言えば、幼少期は保守的な家庭で育ちました。祖父が東大仏文科卒で楽器やクラシックを好む様な英語の先生で、私にも小学校高学年で英語を教えてもらいました。母は経理の仕事をしてましたが、天文が好きで星を好む様なロマンチストでしたが、私はロマンチストというより探究心の方が強かったです。

高校で理数科に進んでから謎を解明したいという好奇心が芽生えていました。解明されていない事を単純に知りたいい知識欲があり、その好奇心がたまたま宇宙に向いていたので、今思えばそれが生き物でもよかったかもと思います。解明した先には何があるのだろう。未知の世界を掘り下げてみたい。そんな想いが筑波大学、大学院で宇宙開発を研究する道へと進んだのです。

個人フリーランスから起業への転身

✅ 法人として事業開始に至った経緯や想いを教えて下さい。

学生時代、知識欲はありましたが、研究者や技術者になりたい訳ではありませんでした。ある分野で何かを作ったり、事業を起こしたりするには、工学部にいて技術を学ぶよりビジネスに有益な経験を積んだ方が世界観が広がるのではないかと。違う切り口で学ぶ必要があると感じていました。そこでまずは周りの人から仕事を受ける事を始めたのです。

初めは、フリーランスとして徐々に仕事を受注していました。経験、スキルがあった訳ではありませんでしたが、出来ない依頼でもできると言ってハッタリ的に仕事を取る必要がありました。会社の通勤が必要無い、医学関係の学会の秘書的なアシスタントとしての手伝いや、マーケティング会社のグループインタビューの発言録の作成や、会計事務所の経理の仕事を依頼されていました。当初は勘定科目も十分理解しないまま、出来ると言って受注していた為、会計事務所が担当した会社の決算等もしかして、迷惑をかけていたかもしれません。取り敢えず仕事を取ってきて、結果的に誰かに聞きながら周りに助けられてこそ、出来ていた部分が多かったと思います。

当時のフリーランスは繋ぎみたいな感覚ではありましたが、その時に一緒に学んでいた仲間同士と何かやりたかったのです。フリーランスや起業を必ずやりたい訳ではありませんでしたが、”時間に融通が効く生活 “を手に入れるのを優先して考えた末、手段として、仲間と共に事業を立ち上げる道に進んだのです。

コミュニティーが命、属人的な事業モデル

✅ 実際にプロジェクトが進行した際、課題はありましたか?

フリーランスの時は、とりあえず言ってみて受注を取りまくっていたが、起業してからだと個人の名前だけではなく会社の看板もあるので好き勝手に出来ず、ブランディングを傷つける様なことは出来ないので、どこまでが出来るか断るかの線引き、バランス、伝え方が必要でした。

設立から8年程経ちますが、会社の方向性、理念的にも人と密着しした属人的な部分が多くコミュニティーが命なので、人とのウェットな関係から人災が起きることもありました。若手の子が一気に入って現場が飛んだり、有能な一人に労力や負担をのし掛かけてしまったり、トラブルが発生して大変だった事はあります。結果が出た人への横同士での嫉妬や派閥が生まれたり、現場にて、生の課題を実際体験する事で多くの事を学びました。

ビジネスには様々な問題はつき物ですが、立ち止まって悩むと言うより、現実的に”問題 “なので悩む時間があれば、解決すべきだという感覚。もしかしたら、トラブルや問題に対して私は麻痺しているのかもれません。笑 

✅ トータルプロデュースと人材育成事業に力を入れているとの事ですが。 

人そのものを更に魅力的にするプロデュース事業も重要ですが、若者にチャンスを与える” 人材育成事業” にも力を入れています。若者が仕事を学ぶ際、例えば、大学とか専門学校は、経営学や組織心理学とか学問的に授業があって座学して単位取得で卒業しますが、逆に会社に入ると業務がタスクとしてありますが、頭で学ぶアカデミーと、実践での仕事の中間にある” 機会 “を弊社では提供しています。

若者は面白い商品、サービスなどのアイデアが思い浮かんでも、所詮学生のアイデアレベルとして終わってしまい、企画にも上がらない事が多々あります。それでは何も学べないので、アイデアが実現できる様に、”企画アカデミー “として、テレビ業界、演出の専門家、企画力、事業立案のプロなど多様なジャンルの講師陣を呼んでノウハウを共有してもらっています。アイデアを企画レベルに仕上げて、企画自体を事業レベルまでもっていき、学生が直接企業にプレゼン、出資を依頼したり、事業売却してしまうなど、実践レベルとして企画を多角的に学べます。実際に販売したり、プレゼンしたり、世の中に表現したい事を具現化する。そんな機会を提供する新しいスタイルのアカデミーを、今後より充実させたいと考えています。

その環境は、リアルマネーの虎。に近いとも言えますかね。受け入れ先企業の規模や業界のジャンルは絞らず、ファッションやWEB関連など様々です。若者がより活躍できてポテンシャルを見てくれる企業様があれば是非、受け皿としてお願いしたいです。アカデミーの若者との相性は、企業の規模感よりも、その企業のカルチャーが重要だと思います。

岡村彩乃さん インタビュー映像

周りの仲間と大切な息子の存在

✅ 周りには個性的なメンバーさんが多いと感じますが。

私は形式的には社長ですが、トップとして人を雇っているという感覚はあまり無いですね。一緒に仕事をしていく仲間として、それぞれが様々なジャンルで自立して実力がある。そんな個性溢れるメンバーが一緒に事業を作っていく上で、それぞれの持ち場で、個々の能力が最大化できる配置をするのが組織としての強み、組織でやる意味だと思います。

自分が出来ないことを周りからたくさん助けてもらっていて、それぞれが役割分担して動いている感覚です。みんなが自分のことではなくて、全員が自分以外の事を考えている組織であるべきと考えています。自分が社長になりたいとは一ミリも思ってませんでしたし、今いるメンバー、スタイリストさんやトレーナーさんなどを含めて、この仲間達と次のステージにチャレンジするには、今何が出来るか、どういう個々の役割でやればいいのかを考えています。

設立当時の8年前の方が、私自身もっと出来る事があると過信していた部分があるかと思います。今の方が出来ない事があると痛感します。私はパソコンを触りたくないなど細かいことが苦手ですし、カスタマーフォローなど顧客心理を汲み取ってしっかりケアできる人が近くにいて本当に助かっています。とにかく周りに助けられ感謝しています。

✅ 仕事のオフはいかがですか?

息子がいる事もあり、今の仕事は時間的にも融通が効くのが有難いと感じます。息子がいるから、誰かがいるから、人としてちゃんとせざるを得なく、見せないといけないですし、例えば独身時代は酔っ払って帰る事があったり自分の為に生きていたのが、今は母親としてちゃんとご飯を作るなど、誰かの為に。という機会を貰えている事が嬉しいです。誰かがいるから。と言う理由が私もより人間的にもなり、人としても器が広がってきているので息子にも感謝しています。

岡村彩乃さん 神宮前にて

一貫したライフスタイル事業の将来展望

✅ 3年から5年後の将来的な理想像をお聞かせください。

将来の事を考えると、どうしても子供の歳で考えてしまいます。私の視線は、ほぼ会社と個人がリンクされると思うので、5年以内には、まずは、やらなきゃいけないことを早く終わらせたいというのがあります。この事業をここまで持っていく、ここまで収益を上げる。ある程度形になって、下の世代がその頃にはリーダーとして数年経験を経て安定している状態があれば安心できます。

そこまで早く持って行きたいですが、会社の目標ではなく、個人的な生活としては何もしたくないです。笑 現時点では、特にこれと言った打ち込む趣味がない分、仕事にも息子にもエネルギーを注げています。将来的に、仕事が安定して何もしなくていいよって時に、私が何をしたくなるか知りたいです。その時どう感じるのでしょうか。子供がピアノ習い始めた時に、一緒に弾いていみたら、やはりクラシックは好きなのだなと思いましたが、アートや芸術は凄く好きですけど、今はそこに打ち込んだり、没頭出来るスペースが足りないですね。

会社の成長のイメージとして、社員数とか規模でもなく、ファッションや飲食店、アカデミーや不動産でも、いろんな事をやっていくと思いますが、その軸には、『ライフスタイル 』関連として一貫しています。

会社が有名になるより、一つ一つのサービスが有名になるのが優先かなと思います。今後、弊社が扱うプロダクトやサービスがどんどん表に世の中に出ていって欲しく、更に形にして行きたいです。頂いたこのチャンスを後輩や、その先の世代にも渡していきたいですね。

有難うございました!探究心からやりたい事を掘り下げ、人を大切にして有言的に、人を巻き込む求心力が素晴らしいと思いました。今後の人やライフスタイルに関連した事業展開が愉しみです。

岡村彩乃さんのプロフィール

会社概要: 株式会社 アウェイクゲート (AWAKE GATE)

〒 150-0001 東京都渋谷区神宮前3-27-22 ル・コタージュビル 201

会社URL : https://www.awakegate.jp

代表取締役社長: 岡村彩乃

出身:千葉県船橋市

出身校 : 筑波大学 大学院 工学部

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