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社長の華. GLOBAL

間宮 菜摘氏 Shitte ACC 「アフリカブランド、ケニアアクセサー事業」

障害者として世界に興味を抱いた学生時代

Q : 幼少期の事をお聞かせ下さい。

愛知県生まれ、愛知県育ちです。私は100万人に1人の確率で7歳(小学2年生)で脳梗塞となり、障がい者となってからも健常者の世界で生きる道を選び(学校・就職ともに)周囲と比較する性格に育ちました。

中学・高校生になるにつれて自分が障がい者であることが恥ずかしくなり、体が不自由であることを隠そうとしていました。学校の共用のものを落として壊してしまった時も、身体が不自由で落としたというのが事実ですがが、わざと落としたフリをしていました。そのせいで態度が悪いと思われたこともあるが、それでもいいと思いました。

そのくらい、病気になった自分が恥ずかしいと思い、身体が不自由であることを隠そうとしていました。

短大時代では国際協力系列を専攻し、世界の貧困や国際的な戦争の歴史を学び、人のために尽くしたいという想いが育っていきました。

社員100人を巻き込む海外ボランティアの始動

Q : 社会人での経験をお聞かせ下さい。

短大卒業後、新卒でトヨタ系の会社に就職。社員の人材育成や教育ツールの企画・更新業務などを担当するが、入社4年目で家と会社を往復する変わり映えのない毎日に疑問を抱き、日常に物足りなさを感じていました。自分らしさを見つけるべく、世界地図に目を閉じて指をさした国に行く一人旅を始めたのです。数年後、「人の幸せが私の幸せだ」と結論付き、社内で海外ボランティアサークルを立ち上げた。40人のチームに拡大し、社員100人を巻き込む活動に発展しました。

社員から集めた中古の文房具を海外(インド・フィリピン・ケニア)に届ける活動の一環で、インド・ケニアに行き、学校を訪問し、現地の子供たちに文房具を手渡しした経験もあります。

ケニア訪問時には、マサイ族に「ライオンの倒し方」を教わりました。

単身でケニア渡航、アフリカブランド立ち上げへ

Q : アフリカ行きの経緯は何ですか?

自分が本当に変えたいものは日本人の意識であると気づき、そしてそれはサークル活動の枠組みを超えると感じ、退職を決意。「お金が回る仕組みを作らない限り一発屋で終わってしまう。継続させることにより、人の意識を変えていきたい」と、ビジネスとして立ち上げることを決め、2023年3月、12年勤めた企業を退職し、夫を残して頼れる人がいないケニアに単身で行きました。

ケニアでは知り合いゼロであったため、アクセサリーマーケットに足を運び、毎日ビーズ職人さんに声をかけ続けて仲間を増やしていきました。「ケニアアクセサリーをきっかけに、日本人の固定観念や偏見を壊し、誰も傷つかなくて済む世の中を作りたい」と伝えると、驚くほど共感を得られ、自分の実現したいことは説得力があると自信に繋がった。そして約1か月のケニア滞在を経て、帰国後にアフリカブランド「Shitte ACC」を立ち上げました。

また、会社員時代に海外ボランティアに本気で取り組んだ際、「日本人が幸せそうに見えない」と新たな課題意識を感じ、人の悩みに寄り添う脳科学のカウンセラー業を開始しました。

Shitte ACC アクセサリー

ケニアアクセサリーの全国販売

Q : 今の事業内容を教えて下さい。

ケニアアクセサリーは主にSNSにて販売。(ECサイト制作中)その他委託先として、飲食店やサロン等全国5か所にて販売中。日本では珍しい色合いのため、購入者からは「友人の間で話題となった」との声を多数いただいています。

そのため、委託先となるお店の宣伝効果としても有効です。

商品納品時には、その商品を製作したビーズ職人(ケニア人)の写真を同封し、「この人が作りました」と分かるように納品。ビーズ職人とは密に連携しているため、希望の色やデザインを伝えればオーダーメイドも可能です。

また、脳科学はカウンセラー・講師・脳解説と3種の資格を保有。心配症・子育てにイライラなど自分の性格のせいだと思っている部分も脳の観点で全て説明可能なため、講義やセミナー、個別相談を受付中。人の脳の診断結果をもとに本人の得意・不得意やなににストレスを感じるかの傾向性を解説することも可能となります。(約1万円)

ケニアでの現地パートナー職人

誰も傷つかなくて済む世の中を

Q : 将来的なビジョンをお聞かせ下さい。

自分が生きているうちに、誰も傷つかなくて済む世の中を作ること。(日本の自殺者ゼロ、戦争もゼロの状態。)をなんとかこれを達成したいと考えています。

ケニアアクセサリーも脳科学も、それを実現する手段のためどちらも本気で取り組んでいます。そのためこの先、第3・4の手段が増えていく可能性があり、人のために自分にできることは何でもやるつもりです。

全人類を幸せにするために1日何人幸せにする必要があるか算出すると、1日あたり3万人となります。今の自分にはハードルが高いため、仲間を増やし、組織を作り、なんとか達成したい。

7歳で脳梗塞となり辛い幼少期を過ごし、諦めてきたことも山ほどあるが、病気を経験していなかったらこれほど人の痛みに敏感な性格になっていなかったと言い切れます。

そのため、自分にしか伝えられないことがきっとあると考えています。

間宮 菜摘さん

ありがとうございます。アフリカへ単身渡り、ケニアでビジネスを構築するバイタリティーが凄いと感じました。今後発展するアフリカ事業に関心ある方は、間宮さんに連絡してみて下さい。

間宮 菜摘さんのプロフィール

会社: Shitte ACC

所在地:愛知県清須市西枇杷島町旭1-58 メゾンソレイユ 203

Instagram : https://www.instagram.com/shitte_acc/

出身: 愛知県

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