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山本光剛氏 Own line 「カンボジアで健康食事業を展開」

文武両道を目指し”健康”に興味を抱いた学生時代

Q : どの様な学生時代を過ごされましたか?

福岡県の北九州市で私は生まれ育ちました。小学生の時は先生への質問が多すぎて授業が進まず注意される様な、好奇心旺盛で活発な子供した。小2からサッカーを始め、中学は野球部に所属しました。

中学生の頃から自営業を営む両親の影響もあり起業願望が芽生えました。人と異なる道を歩みたく、神奈川県横須賀市の全寮制である自衛隊学校の高等工科学校に進学しました。高校では空手部に所属、負けず嫌いな性格であり、文武共に1番を目指して努力する学生でした。当時は無理をして頑張ると、風邪など身体を壊しやすい体質でした。その為当時から栄養や体調管理への関心が高まったのが、今の事業の礎となっています。

その後は横須賀の防衛大学に進学、全寮生活で厳しい縦社会でした。行動規則を遵守する必要がありましたが、私は高校から自衛隊学校に在籍して4年目の意識があり、大学から学び始めて間もない先輩には反抗的な時期もありました。高校まで真面目一筋であった私が、大学から周囲と違う自由な行動をとる様になった事で視野が広がり、将来はより広い世界を体験したいと思う様になりました。

自衛隊で東日本大震災の被災地派遣から起業の道へ

Q : 自衛隊時代でのご経験を教えてください。

大学卒業後は座間の陸上自衛隊に5年間ほど所属。入隊後、東日本大震災が発生して直ちに被災した東北に派遣されました。初任務でしたが「幹部育成コース」の一環として、ほぼ初対面の部下60名程を連れて石巻で人命救助、捜索を行いました。

肉体的にも精神的にも過酷な業務で、隊員のストレスが相当溜まっている状況でした。被災地から通常の訓練に戻った際、その内の一人の部下が自ら命を断つ事があり、その出来事で私は「この道でこれ以上頑張れない」と気持ちが吹っ切れて自衛隊以外の道を模索し始めました。それがターニングポイントとなり退職を決意、27歳で起業しました。

宮城県の網地島で農業 ⇨ 埼玉県で人材業の立ち上げ

Q : 自衛隊退職後の事業内容を教えてください。

退職後は、宮城県石巻市の離島である “網地島(あじしま)” に移り住み農業の会社を立ち上げました。自衛隊時代の部隊で6人程の鬱病、適応障害者がいて、その家族にもまた鬱病の方がいました。それに対して「離島での農業環境」が一つの解決策になるのではと考え、農業を通して被災地の復興にも携わりたい想いで起業しました。自然に触れる単純作業が精神疾患に効果的で、栄養価高い野菜や海産物を通して肉体と精神を療養させる狙いでした。漁労長など3人の協力も頂き網地島で1年半ほど活動しましたが、結果的に資金不足に陥りました。

その後の道を模索してましたが、埼玉のNPO法人の代表の方から “人材派遣、紹介” の事業化の話をいただきました。網地島での農業経験を通して「人材の価値は大きい」と痛感した事もありそこで人材紹介を開始して、まずは自衛隊OBの就職支援から携わりました。イベント会場の軽作業等、仕事の依頼数は結構ありましたが、紹介や派遣できる人材が圧倒的に不足していた課題に直面しました。

そこで、防衛大学時代に留学生として来日、同部屋で共に過ごしていたベトナム軍人から『人材はベトナムで豊富に確保できる』と言われたこともあり、ベトナム人の人材派遣業を立ち上げました。AmazonやGUなど倉庫のピッキング作業への派遣で業績を伸ばして、並行して不動産営業代行や保険営業を展開しました。ある程度の売上は達成しましたが、あくまでもこれらの事業は私にとっては生活費を稼ぐ為であり、当時からタイミングを見計らい人材派遣事業を売却して、より高みを目指した大きな挑戦をしたいと考えていました。

カンボジアで『健康食ゼリー』の商品化へ

Q :現在のメイン事業を教えて下さい。

結果的に人材業は売却しましたが、その後は個人投資家としての経済成長率が伸びている発展途上国への投資に注目しました。自衛隊時代からカンボジアの軍人との強いコネクションもあり、そこで辿り着いたのがカンボジアです。まずは現地で「貸金業」を発足しまして、今では既に4年程経過しています。

また軍人である知人紹介で、カンボジアの国防省の閣僚の方と繋がる機会をいただいた事で『今後はカンボジアから世界市場に挑戦したい』と思い始め、そのカンボジアで売れる可能性のある商品企画に入りました。カンボジアの強みとして”特権関税制度” の利点もあり、また農産物の品質が良い事にも注目。現地の野菜は農薬を使わず大量生産されず非常に丁寧に作られた品が多いのです。現地では、その様な農産物の不可価値を高めて輸出するような加工工場があまり普及しておらず、その伸び代の可能性を感じて、農産物の加工に注目しました。

そこで学生時代や自衛隊勤務の頃から、私は “肉体と精神への健康” に強い興味を抱いたこともあり、カンボジアでの『市場ニーズ』『リソース』『私自身の関心事』全て考慮した結果、商品として考案されたのが『健康食ゼリー』であり商品化に至りました。

世界に向けて「健康」と「時間」の提供を

Q : 将来的のビジョンをお聞かせ下さい。

人の普遍的な価値とは 『健康』と『時間』だと考えます。この商品の目的は健康になるのはもちろん、飲むだけで栄養が吸収できるため “時短” にも繋がります。私は昔も体調不良で悩んだ時期もあり、また周りで精神疾患を抱えた方を見てきた事で、健康に対して人一倍のこだわりがあります。商品を通して健康と時間を手に入れ、幸せになる人がより増える事が、私が出来る「社会への価値提供」であると考えます。

将来は国境を超えて、カンボジア以外の市場も視野に入れています。より大きな社会貢献を目指して、売上1千億規模の企業を創り上げる程の気持ちで、今後も活動していきたいと思います。

有難うございます。防衛大学、陸上自衛隊等の経験を通して”肉体や精神の健康” の重要さを感じて、健康食品事業に着手する。今後のカンボジアからの海外展開を愉しみして応援したいと思います。

山本光剛さん

山本光剛さんのプロフィール

会社:Own line 

出身:福岡県北九州市 防衛大学卒

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