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BEAUTY

水野志音氏 株式会社 Space X 「Success Style Beauty Contest 主催 」

ハワイへの留学で美容マインドが開花

Q: 美容業界に入るきっかけを教えてください。

三重県の四日市で私は一般的な家庭に育ちました。3Dアーティストとして仕事を愉しむ母の姿を見続けた私は、学生時代から「将来は好きな事をして、会社員にはならない」と思っていました。

昔からネイルなど ”美容”に強い関心を抱いてましたが、海外にも興味があり、金城学院大学、英語英米文化学科に進学しました。在学中の1か月程の長期休暇を活用して、ハワイのネイルスクールに留学しました。私はネイル業務の中でも “アート”が正直苦手でしたが、同時に施したハンドケアマッサージが評判良く『水野さんはネイルよりエステが向いているよ』と感想を頂いたのが、エステの道に進む契機となりました。

大学卒業後は、外資系企業で採用され店舗での勤務を経験しました。その会社では都内勤務を希望していましたが、見知らぬ土地である岡山県への配属となり、当時の私には厳しい環境でした。食欲が無くなり、電車にも乗れない精神状況に陥りました。その後、東京配属は認められましたがストレスは抱えたままで結局1ヶ月半程で退社。その後、暫く何をもせず、アルバイトをしながら東京の社会人向けエステ学校に通い始めました。

エステ学校の在学中は小顔サロン店でも勤務。多忙な環境で朝から終電間際まで働き、まともに食べる時間もなく立って食べる程でした。休日も転送の電話に出る必要があり、気持ちが休まらず、手取りも15万円程の安月給です。姉と父との三人で東京に住んでましたが、貯蓄はほぼ不可能であり、同僚は給料日前はおにぎりだけ食べて凌いでいました。エステ業務はやり甲斐を感じる反面、体がついていかず、肋骨を骨折して、親指が腱鞘炎になり退社しました。肋骨を骨折したため、座れる携帯会社のコールセンターで半年ほどアルバイトとして勤務しました。

当時、身体が完治しても疲弊していて、大学時代の様に再度ハワイ行きを考えていました。通っていたネイルスクールのオーナーはハワイ在住でネイルサロンも経営しており、彼が帰国する際に東京で会いました。ハワイに行きたいからどなたか紹介して欲しい。とお願いすると、彼から『ハワイに行きたいのか、一流の技術を身につけたいのか。どちらをしたいのか?』と聞かれ、『技術を身に付けたいです』と私の回答に、ハワイはいつでも行けるので、日本での技術習得を提案され、そこから国内で筋膜リリースのメソッドを習いました。

当時、筋膜リリースはあまり普及していませんでしたが、効果が相当良いと実感しました。これなら私でも出来る。と26歳で当時家族と暮らしていた目黒のマンションの一室である私の部屋で起業しました。

お母様の3Dアートと共に

くびれ専門の筋膜リリースサロンを運営

Q: サロンでのサービス内容を教えてください。

女性のくびれに特化した美体造系筋膜リリースを行なっています。筋膜は全身に繋がってて、一箇所でも硬くなると、肩こりや腰痛など、硬さが痛みにつながります。筋膜リリースは通常、治療院、整体サロンで使われてますが、私は、長年痩身サロンで勤めていた事もあり、ボディーラインを整え、女性のくびれを作るのに利用しています。筋膜を緩めると曲線ができ、くびれが出来、美しいボディーラインが手に入るのです。

お客様はキャリアウーマンを中心に、既婚、独身でも自分の身だしなみに気をつけてる方が多く、ビューティーコンテストの前になるとコンテスト候補者も多く訪れます。期間は6ヶ月からで、回数は6回と12回の選択で施術を行ないます。

試練を乗り越えコロナ禍からの転機

Q: 起業当時はどの様な経験をされましたか?

起業後は、同居していた父と姉が家から出ました。私は一人で住み続けたため、高い家賃もあり経済的にに厳しく不安で1年程不眠症が続きました。サロンも閉める事も検討しましたが、一旦実家に引っ越し、サロンに必要な1ルームだけのスペースで開店。お店が狭くなる事で周りに心配されますが、狭い店舗でも銀座なら良いイメージを保てると思い拠点を銀座に移しました。ですので銀座移転は全く栄転ではありません。

銀座への移転でお客様の層が変わり、ある程度軌道に乗る事ができました。2019年には「マツコ会議のテレビ番組」に出演したりもしましたが、その後のコロナ禍で更なる転機を迎えるのです。

コロナ禍では銀座も人がまばらでした。郊外在住の方や、対面が禁じられている医療関係者のお客様も多くいたため、新規のお客様を獲得するのは困難でした。そこで、エステのオンライン化が思い付きました。リアルとオンラインのハイブリッド型エステサロンとして、月に6回オンラインで一緒にセルフケアを実施。今まで店舗に来られない方でも、対面の1対1ではなく、オンラインで一斉に10−15人程で場所を問わずにサービスを提供できる。中国など海外からのニーズも増え、お客様層の幅が広がりました。

羽田空港でのビューティーコンテストを主催

Q: ビューティーコンテストを運営した経緯をお聞かせください。

くびれ専門のサービスを提供していますと、お客様の中でコンテストのファイナリストの方も多くいました。また弊社はコンテストの協賛会社でもあり、ビューティー系のコンテスト主催者の多くの方と親睦がありました。外見の美しさ以外でも「箔を付けたい」「自分の人生や、ビジネスを成功させたい」目的の方も多く、お客様が”美” と”ビジネス” の両軸で成功させるのは容易ではないので、何か出来ないかとジレンマを感じていました。

コンテストの入賞後にメディアに露出するより、コンテスト前からある程度人気が出る方が良い訳で、プロモーション的にも事前の仕込みの必要性を感じました。受賞後の初めての告知では、既に遅く、勿体無いと思います。

オンラインでの収益を還元できる場を提供したいと思い、ビューティー系の著名人を限定イベントで招待するイベントを立案しました。「美」と「キャリア」の両立は困難であるジレンマを解消する為、自分でそれを押しできる舞台、コンテストを作るしかない思い自ら用意したのです。

ゼロからのスタートアップ企業を特に応援したい想いから、コンテストの参加者は、年商1000万以下、もしくは起業3年未満の方を対象にしています。知名度、影響力がなく、その為メディアからも取材がない。その様な状況でもメディアに掲載させる。そこで日経WOMEN様ご協力の元、コンテスト3位入賞者までは日経WOMEN掲載の確約が取れています。

コンテストは、2022年9月3日に羽田国際ターミナルで予定しています。まだコンテストには自信がない方、それでも自分を変えたい綺麗になりたい方には、まずオープニングでランウェイを歩いて頂きます。その方々は次回は、舞台に立ち、観客で見ていた方は次回はランウェイに立って頂く。自分に自信がなく諦めている方にも、綺麗になれば美のバトンを次の方に渡して欲しいです。

今年に限らず、毎年開催出来ればと思います。いずれはラスベガスでも開催したい。スポンサー企業も募集していますが、著名人によるメイクセミナーなどを行うので化粧品関連の企業様、またサンプル提供も可能となるので40−50代に向けてPRしたい会社様も相性が良いです。単発的なイベントに終わらず、アフターフォローのライブを通して企業の商品を伝えて継続的にサポートする予定です。

Success Style Beauty Contest. 2022年9月3日開催

年齢に関わらず「美」と「キャリア」に挑戦して欲しい

Q : ビューティーコンテストを通して何を貢献したいですか?

一人でも多くの女性に綺麗になってもらうのは当たり前ですが、自分のミッションは2つあります。

1つ目が、試着室でサイズが合わなくため息を付いてる女性を一人でも減らしたい。2つ目が、女性が腕一本で経済的に自立できるのを証明したい。

その先の人生を謳歌していただきたい。経済的なゆとりである程度の事は解決できる。恋愛の選択肢の幅も広がる。また綺麗に輝く女性が増えば日本経済も活性化すると思います。痩せて美しくなれば、興味がなかった人でもネイルやヘアサロンも通い始めますし、美への欲が出て、更に自己投資を始めます。自信を持てば周りにも優しくなるし、心のゆとりも出来て、結果的に世界が平和になるのでは。と思います。

私は『 黒歴史をお金に変えろ』と良く言います。醜い過去は表に出したくないですが、私も過去を恥ずかしいと思わず、ビフォーアフターとして見せています。暗い過去からの変化の過程を見せる事でチャンスに変えて欲しいです。

日本人は『私はもう歳だから』と年齢を気にしがちですが、美もキャリアも自分の可能性に蓋を閉めないで欲しいです。年齢を重ねても輝き続ける女性、そんなロールモデルがより日本には必要だと思います。私も美容と起業を通して、一人でも多くの女性が輝ける、そんな舞台を提供し続けていきたいです。

水野志音さんの銀座サロンにて。

有難うございます。ビューティーコンテストの立案や、著名人やスポンサー企業を巻き込んで形にするのは簡単ではなく水野さんのバイタリティーの強さを感じました。コンテストの詳細等は、ウェブサイトをご確認ください。

水野志音さんのプロフィール

会社概要: 株式会社 Space X(スペースクロス)

ビューティーコンテストウェブサイト : https://contest.kinmaku-online-esthe.com/

所在地: 東京都中央区銀座2-13-18 アヴァンティーク銀座2丁目 404

出身: 三重県四日市市

出身校: 金城学院大学 英語英米文化学科 卒

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