過去 – 経歴
—— 起業に至るまでのこれまでの経緯について教えてください。
私が起業を志したきっかけは、娘の七五三で着物をお召しのご家族を拝見し、その姿がまるで「幸せの象徴」のように映ったことでした。その瞬間、自分も子どもに誇れるものを持ちたいと強く感じ、着付けを学び始めました。学ぶうちに、日本の伝統文化や職人の技には、単なるモノ超えた「心の豊かさ」が宿っていると気づきました。しかし、衰退の一方です。やがて、その価値を次世代に紡いでいくことこそ自分の使命だと確信し、起業に踏み出しました。しかし、実際に活動を始めると、伝統工芸は素晴らしいものでありながらも一般の方はその存在を知らない事も多く、需要が減少している現実に直面いたしました。職人の方々が持つ「ゼロをイチにする技術」は唯一無二です。その魅力が充分に伝わらず、技術も多くは求められない状況を見るのは胸が痛む経験でした。こうした逆境を前に、私は単なる紹介にとどまらず、伝統を日常に取り入れ、未来へとつなぐ仕組みをつくることが必要だと強く感じています。
また、そうする事で、日本の伝統の新しい価値を創造できると信じて活動を続けております。
現在 – サービス

—— 現在の事業としてはどのようなサービスを提供していますか?
私の事業は、日本の伝統工芸の価値を現代の暮らしに取り入れることを目的とし、商品販売と体験型のサービスを展開しております。具体的には、銀器や友禅、うちわなど職人が生み出す工芸品を、百貨店にて展示販売し、多くの方の目に触れる機会を提供しております。
また、ただ販売するだけでなく、職人や作家をお招きした講座や体験イベントを開催し、作り手の想いや技術の背景を伝える場を設けています。これにより、単なる「モノ」としてではなく、「文化やストーリーの込められた存在」として受け取っていただけるよう工夫しています。
さらに、福祉施設との連携によるラッピングやパッケージ製作にも取り組み、社会貢献の仕組みづくりも進めております。商品と体験を組み合わせることで、伝統工芸を“ワクワクする体験”であり、同時に社会福祉にもつながる循環する和をご提供いたします。

埼玉県越谷市の伝統工芸「千鳥うちわ」のPOPUPをそごう大宮店ではじめて開催
将来 – ビジョン
—— 今後のビジョンに関してお聞かせいただけますでしょうか?
私が成し遂げたい未来は、日本の伝統工芸を「特別なもの」ではなく、誰もが日常の中で自然に楽しめる存在であり、尚且つ日本の誇りである事を再認識してもらう事です。
その為に、「Timeless Japan, Curated with Love.」愛ある選択は、あなたの美意識と文化の未来を育てる。というメッセージと共に、工芸を現代の暮らしに寄り添う形へと進化させることで、次世代へ誇りを持って継承できる文化にしたいと考えています。世の中においては、伝統を未来へつなぐ“共感の場”を広げ、人々が自分らしい豊かさを感じられる社会をつくることに貢献したいと思っております。
—— そのビジョンを成し遂げるにはどの様な課題を今後乗り越える必要がありますか?
未来を実現するためには、いくつかの課題を乗り越える必要があります。まず、伝統工芸に対する「高価で難しい」というイメージを払拭し、多くの人に親しんでもらえるよう認知度を高めることが重要です。そのためには、オンライン・オフライン双方での発信力を強化し、職人や企業との連携を深めながら魅力を分かりやすく伝える工夫が求められます。
また、需要を広げるには、共感してくださるパートナーや支援者の存在も不可欠です。さらに、販売やイベント運営を支えるチーム体制を整えることで、持続的に活動を展開できる基盤づくりが必要であると考えております。

和田 彬希さんのプロフィール
・伝統工芸価値創造プロデューサー
・全日本きもの装いコンテスト関東大会『準女王』
・シルク伝道師協会 理事
・車いす着付け認定講師
▼ 合同会社つきのつかさウェブサイト
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