過去 – 経歴
―― これまでのキャリアについて教えてください。
私は大阪で生まれ、鹿児島出身の父と沖縄出身の母のもとで育ちました。学生時代は何か大きな夢や明確な目標を持っていたわけではなく、「自分が何をしたいか」よりも、「周囲から見て自然な道」を選びながら進学し、そのまま社会人になりました。最初に就職したのは金融機関です。企業経営者向けの融資や営業を担当し、多くの経営者と向き合う日々を過ごしました。決算書や事業計画を見るだけでなく、実際に現場へ足を運び、経営者の表情や言葉、迷いや覚悟に触れる機会も数多くありました。華やかな仕事ではありませんでしたが、「事業は数字だけで動いているのではなく、人の想いや信頼によって成り立っている」ということを実感した経験は、今でも私の仕事の原点になっています。
その後は商社へ転職し、海外企業との取引や異なる文化を持つ人々と仕事を進める経験を積みました。もともと海外への関心は大学受験をきっかけに高まり、21歳で初めて訪れたイギリス・ロンドンを機に、タイ、台湾、トルコ、フィリピン、韓国、シンガポールなど、さまざまな国を訪れるようになりました。観光地を巡るよりも、その土地で暮らす人々と会話を交わし、文化や価値観、街の空気を肌で感じることに魅力を感じていました。
会社員として働く一方で、「自分の人生を、自分の手で動かしたい」という想いも次第に大きくなっていきました。フルタイムで働きながらソーシャルメディアでの情報発信を続けるうちに、少しずつ相談を受ける機会が増え、出会う人や仕事の幅も広がっていきました。最初から起業を目標にしていたわけではありません。ただ、目の前の人の話を丁寧に聞き、その人や会社が本来持っている価値が伝わるように言葉を整理し、発信をサポートする。その積み重ねの中で、「しょうごさんの伴走のおかげです。ありがとうございます。」という言葉をいただくことが増え、「これこそ、自分が長く続けていきたい仕事なのかもしれない」と感じるようになりました。
ソーシャルメディア支援を始めてからは、法人化前も含めて3年間で46のアカウントに携わってきました。私が大切にしているのは、単に投稿数やフォロワーを増やすことではなく、その人や企業が何を大切にし、誰に何を届けたいのかを一緒に考え、必要としている人へ自然に届く形へ整えることです。採用、集客、出版PR、認知拡大、ブランディングなど目的はさまざまですが、どの仕事にも共通しているのは、「信頼される伝え方」をつくることだと考えています。
起業後も決して平坦な道ではありませんでした。営業、制作、SNS運用、顧客対応、経理、法務まで、一人で会社を運営する中で、人・お金・時間の課題と何度も向き合ってきました。それでも、金融機関で経営者と向き合った経験、商社で異文化の中で培った視点、そして自らソーシャルメディアを通じて仕事の可能性を広げてきた経験が少しずつつながり、今の事業につながっています。
現在は、ソーシャルメディアを軸に、日本と世界をつなぎながら、企業や個人の価値が正しく伝わり、信頼が育まれる関係づくりを支援しています。振り返ると、遠回りに思えた会社員時代や海外での経験も、一つひとつが今の仕事につながる大切なプロセスでした。そしてこれからも、人や企業の価値を丁寧に言葉にし、信頼が生まれるきっかけをつくり続けていきたいと思っています。
現在 – サービス内容

―― 現在の事業内容について教えてください。
現在、Wabital Inc.では、ソーシャルメディアを軸に、企業や個人の価値が本当に必要としている人へ届くための発信支援を行っています。主な領域は、X、LinkedIn、Threadsなどのプラットフォームです。私たちのお客様は、優れた商品やサービス、高い専門性や豊富な経験を持ちながらも、その魅力をオンライン上で十分に伝えきれていない企業や経営者、個人事業主、専門職の方々です。広告によって一時的に認知を広げるのではなく、日々の発信を通じて「この人に相談したい」「この会社なら信頼できそう」と自然に感じてもらえる関係づくりを大切にしています。
支援では、まず事業の目的や届けたい相手、強み、そして選ばれる理由を丁寧に整理することから始めます。そのうえで、ソーシャルメディア上でどのように伝えるべきかを一緒に考え、コンセプト設計、アカウント全体の方向性、発信テーマ、言葉の選び方まで一貫して整えていきます。また、Webサイトをはじめとした他媒体との連携や、お問い合わせ・相談につながる導線まで見据え、単発の投稿ではなく、国内外で信頼が積み重なっていく発信を目指しています。
これまでに携わったプロジェクトでは、フォロワー数が0から1万人を超えるまで成長したアカウントをはじめ、新規受講生の獲得、採用活動の強化、出版オファーや書籍販売の拡大につながった事例があります。また、地上波テレビやラジオへの出演、官公庁関連のプロジェクトへと発展したケースもあり、発信が新たな信頼や機会を生み出すきっかけとなっています。
とはいえ、私たちが本当に大切にしているのは数字や露出ではありません。その先にある「相談したい」「お願いしたい」「紹介したい」と思っていただける信頼関係を築くことです。ソーシャルメディアは単なる情報発信の場ではなく、人と人との信頼を育てるためのコミュニケーションの場だと考えています。
現在は日本国内だけでなく、海外市場に向けた発信支援にも力を入れています。日本企業や経営者が英語で世界へ価値を届ける支援に加え、海外企業や起業家が日本市場へ向けて自社の魅力を発信するサポートも行っています。
私自身、国境を越えた仕事は一人では成り立たないと考えています。当社のロゴはジブラルタル出身のクリエイターがデザインし、ランディングページはルーマニアのクリエイターと共同で制作しました。Webデザインはイギリス在住のデザイナーが担当し、クライアントにはアメリカをはじめ海外のビジネスオーナーもいます。こうした国内外の信頼できるパートナーとの協力体制を広げながら、日本と世界をつなぐ架け橋として、安心して価値が伝わり、長期的な信頼が育つコミュニケーションを支え続けています。
将来 – ビジョン
―― 今後のビジョンについて教えてください。
Wabital Inc.を通じて実現したいのは、誠実で価値ある取り組みが、国境を越えて本当に必要としている人へ届く社会をつくることです。現在、世界では52億人を超える人々がソーシャルメディアを利用し、多くの人が日常的にオンラインで情報を探しています。さらに、AI検索や生成AIの普及によって、インターネット上にどのような情報が存在しているかが、企業や個人、商品・サービスの見つけられ方を大きく左右する時代になりつつあります。
だからこそ、これからは「デジタル上でどのように存在しているか」がますます重要になります。どれほど優れた商品やサービス、高い専門性を持っていても、オンライン上に信頼につながる情報が十分になければ、本来出会うべき人に見つけてもらえません。それは企業や個人にとっての機会損失であるだけでなく、社会全体にとっても価値あるものが埋もれてしまうことにつながると感じています。
日本には、世界でもっと評価されるべき企業や経営者、文化、技術、サービスが数多くあります。しかし、多くの日本人経営者は、言語や文化の違い、海外からどう受け止められるかわからないという不安から、海外への発信に慎重です。その気持ちは自然なものですが、良い価値が届かないまま埋もれてしまうことは、日本にとって大きな損失だと思っています。
一方で、海外にも日本市場や日本文化に魅力を感じ、日本で事業を展開したい、あるいは日本企業と仕事をしたいと考える経営者やクリエイターが数多くいます。しかし、日本の人々にどのような言葉で伝えればよいのか、どこまで踏み込んでよいのかがわからず、一歩を踏み出せないケースも少なくありません。
私は、Wabital Inc.がその両者をつなぐ存在でありたいと考えています。日本から世界へ、そして世界から日本へ。ただ言葉を翻訳するのではなく、その人や企業が持つ想いや背景、価値まで含めて相手に伝わり、安心して受け入れられ、信頼へとつながるコミュニケーションを支えていきたいのです。
その実現のために、まず必要なのはWabital Inc.自身の認知を高めることです。2025年11月に設立したばかりの会社だからこそ、一つひとつの発信や仕事、人との出会いを積み重ねながら、必要としてくださる方々に少しずつ知っていただくことが重要だと考えています。
同時に、国内外の企業や経営者、クリエイター、フリーランサーなど、価値観を共有できるパートナーとのネットワークも広げていきたいと思っています。規模を追い求めるのではなく、誠実さと長期的な信頼を大切にする方々と協力しながら、日本と世界をつなぐ取り組みを着実に育てていきたいと考えています。
また、AIが急速に進化する今だからこそ、人だからこそ伝えられる価値を大切にしたいと思っています。AIによって情報発信は効率化されますが、人の経験から生まれる言葉や、その人らしさ、想いの温度までは完全に置き換えられません。だからこそ、AIを活用しながらも、人の想いや背景が伝わるコミュニケーションを支え続けたいと考えています。
将来的には、日本と世界の間で発信やコミュニケーションに悩む企業や個人が、「まずWabital Inc.に相談してみよう」と自然に思い浮かべていただける存在になることが目標です。良い取り組みが国境を越えて必要な人に届き、その先に新しい信頼や挑戦が生まれていく──そんな未来を、日々の発信と人とのつながりを通じて少しずつ実現していきたいと思っています。

觸 翔悟さんのプロフィール
株式会社Wabital Founder & CEO。金融機関、商社勤務を経て、SNS支援の道へ。法人化前を含め、3年で46アカウントのSNS支援に関わる。現在は、日本と世界をつなぐソーシャルメディア活用、採用、集客、出版PR、認知拡大、ブランディングを支援。大阪生まれ。父は鹿児島、母は沖縄出身。趣味は温泉、お酒、コーヒー、旅。多文化共生と異文化理解を大切にしています。
出身地:大阪府
経歴 :大学卒業後、金融、商社、SNS支援を経て、株式会社Wabitalを設立。
事業領域:SNSマーケティング支援、SNSブランディング支援、海外コミュニケーション支援、講座・セミナー事業
▼ 株式会社Wabital ウェブサイト
https://www.wabital.com/ja
▼ X
https://x.com/shogowayofbeing
▼LinkedIn
https://www.linkedin.com/in/shogofjp2025
▼ その他まとめて
https://linktr.ee/Shogojp