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庄司 あいか氏 合同会社はやと 「絵本を通して、障害への理解を広めたい。絵本製作からの支援を」

過去:経歴

■ 障害のある息子との暮らしから生まれた思い
私には、重い障害のある子どもがいます。 苦しかった障害児育児の経験から、現在は「絵本から障害への理解を広める」ことを目標に掲げ、個人ではインクルーシブ絵本作家として活動しています。 またNPO法人と合同会社の二軸で、障害への理解を広める取り組み・障害児者やその家族を支援する取り組みを行っています。

■ 法人の立ち上げと現在の活動
2024年2月に合同会社を、同年6月にNPO法人を立ち上げました。 息子の名前をとった「合同会社はやと」では、絵本制作・デザイン・イラスト関連のサービスを提供し、障害のある子を育てるママたちが在宅で働ける環境づくりに取り組んでいます。 NPO法人絵本屋だっこでは、絵本を通じて障害への理解を広める活動を中心に、支援につながる活動や、障害の有無にかかわらず子どもたちが一緒に楽しめるインクルーシブイベントの企画等を行なっています。

■ 働きたくても働けなかった日々
結婚前は、幼稚園教諭として3年勤めました。 今では3人の子育てをしていますが、第一子が難病児で重度の障害があったため、結婚後は働きたくても働けない状況が続いていました。 私にとって、社会と隔絶されたような、つらい時間でした。

■ 第三子の出産をきっかけに見つけた新たな道
第三子出産をきっかけに、一度働くことをあきらめ、「自分を大切にしよう」と決意したタイミングがありました。そこでたどり着いたのが、幼い頃の夢だった、絵本づくりでした。 「どうせなら、障害のある長男でも楽しめる絵本を作りたい」——そう思い、絵本制作を始めました。ストーリーもイラストも、すべて未経験の状態からのスタートでした。 私の長男は、知的にも最重度で、自閉傾向もあり、人と目を合わせることすら難しい子でした。どれだけ努力しても通じ合えないもどかしさは、母としての自信を失わせるものでした。

■ 初めて息子と通じ合えた瞬間
そんな長男のために作った最初の絵本は、歌や言葉のリズム、抱っこの揺れを通じて感覚的に楽しめるものにしました。そして、出来上がった絵本を読み聞かせると—— なんと、息子が初めて声を出して笑ってくれたのです。 それまで反応がほとんどなかった息子が、私の声を待ち、絵本に合わせて声を出し、笑ってくれた。絵本を通じて、初めて息子と心がつながったと感じた瞬間でした。

■ 息子の笑顔が背中を押してくれた
この経験が、私の背中を押してくれました。 「もっと絵本を描いて」——そんな息子の声が聞こえるようでした。 私はそこから、「絵本で障害への理解を広めるような活動をしたい」と思うようになりました。 絵本を障害児施設に無料配布するクラファンに挑戦し達成。その後、自身の絵本売り上げはすべて障害児支援のために使うと決め、支援の中心となる場所として「絵本屋だっこ」というサイトを立ち上げました。 その翌年、よりできることを増やすべく、絵本屋だっこに集まってくれたメンバーとともにNPO法人と合同会社を立ち上げました。

■ 同じ悩みを持つ人たちを支えられるように
現在、それぞれの法人でできることを少しずつ増やし、仲間を増やしながら、「働きたくても働けない」「社会から孤立してしまう」「障害についてもっと理解してほしい」——そんな過去の私と同じような思いを抱える方々に寄り添う活動をしています。

■ 目指す未来——すべての人が安心して過ごせる社会へ
私の夢は、長男が将来安心して過ごせる居場所を作ること。 それがグループホームという形なのかは、まだ定かではありません。ただ、今の絵本の取り組みを発展させ、地域に開かれた民間図書館でありフリースペースのような、インクルーシブな居場所をつくりたいと思い描いています。 障害という垣根を越えて誰もが一緒にいられる、そんな場所を、地域に、ゆくゆくは全国に増やしていけたらと思います。 「障害のある・なしに関わらず、すべての人が笑顔で生きられる社会を」——その未来の実現に向けて、これからも歩み続けます。

現在:事業内容

「絵本屋だっこ」では、絵本制作関連のサービスを中心に事業を展開しています。

■ 絵本制作・出版サポート
脚本・イラスト・デザイン・出版・印刷・宣伝まで、一貫したサポートが可能です。特に、AmazonのKDP(個人出版サービス)を活用した出版支援を強みとしています。

■ イラスト制作
15名のイラスト作家(障害児ママ・車いすユーザー含む)が在籍。お客様の希望する絵柄で絵本制作が可能です。また、AIを活用した絵本制作などにも柔軟に対応しています。

■ 多様な用途の絵本制作
個人出版だけでなく、「家族の思い出用」「個人史として」「商品PRツール」など、様々な用途に対応。読み聞かせ動画の作成や、動画メインのストーリー制作も可能です。 また、ご要望に応じて、絵本風の冊子やチラシづくりなど、絵本以外の制作物にも対応しています。

▪️絵本製作に関わるメンバー
「絵本屋だっこ」でお仕事に関わるメンバーは、障害児ママさんのほか、プロのイラストレーター・デザイナー・絵本作家などさまざまです。 みなさん、「何か絵本屋だっこの力になりたい」と集まってくださった方がほとんどです。そのため、どんなお仕事にも心を込めて対応してくださっています。

▪️今後の事業
今後は、絵本制作を中心としたクラウドファンディングの伴走支援を開始予定。 ゆくゆくは居場所づくりのプロジェクトに着手していきたく、今はそのための土台づくりと認知を広げる取り組みに力を入れています。

絵本屋 だっこ ウェブサイト

NPO法人 絵本屋だっこ ウェブサイト

将来 : ビジョン

私の活動のすべてに共通するビジョンは、「障害の有無に関わらず、すべての人が笑顔で生きられる社会をつくること」です。

この活動の原点は、「わが子のために何かできることはないか」という想いでした。障害のある長男だけでなく、きょうだいたちも負い目を感じることなく生きられる社会になってほしい——そう願い、ひとつずつ行動を積み重ねてきました。

障害のある人や家族が生きやすい社会を実現するには、多くの課題がありますが、その第一歩は「共感的な他者理解」だと考えています。そのために、私は絵本というツールを使って発信を続けていきます。小さな一歩でも、前へ進み続けることで、社会を少しずつ変えていけると信じています。

そして最終的に、私が目指すインクルーシブな社会とは、障害のある人だけでなく、すべての人が「ありのままの自分」でいられる社会です。そんな誰もが生きやすい未来を、築いていけたらと思っています。

私がつながりたいのは、同じビジョンを共有し、ともに成長を目指してくださる方々です。

私はビジネス経験がほとんどない中で事業を立ち上げました。フリーランスのライター経験はありますが、法人運営においては、ビジネス知識や経験の不足を実感しています。

そのため、経営面でアドバイスをくださるパートナーと出会いたいと考えています。また、障害児ママたちが在宅で活躍できる仕組みづくりや、障害があっても才能を活かして生きていける環境づくりを共に進めてくださる方を求めています。

もし、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

息子様とのお写真

3児の母で、長男は重度の障害を持つ難病児。「絵本を通じて障害への理解を広めたい」との想いから、インクルーシブな絵本屋「絵本屋だっこ」を立ち上げる。現在は、「NPO法人絵本屋だっこ」および「合同会社はやと」の代表として、障害者やその家族が笑顔で暮らせる社会を目指して活動中。

出身地:群馬生まれ、岩手育ち(現在は北海道在住)
学歴:北海道教育大学函館校卒業

活動歴:  
2022年1月 絵本作家として活動開始  
2023年4月 サイト「絵本屋だっこ」開設  
2024年2月 合同会社はやと設立  
2024年6月 NPO法人絵本屋だっこ設立

■庄司あいかさん SNS
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▽Instagram
https://www.instagram.com/aika.shoji/

▽Linkedin
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▽X ■Twitter
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■サイト絵本屋だっこ
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■NPO法人絵本屋だっこHP
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■絵本屋だっこSNS
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