完全紹介制、経営者向けインタビュー

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田中成樹氏 Dream Star Sweets 「日本酒トリュフでショコラティエ専門店を運営」

インタビュー運営会社:Passion & Partners Japan 合同会社

自治会行事で大人に囲まれて成長した幼少期

Q : 東京の稲城市ではどの様な幼少期でしたか?

東京の稲城市で私は生ました。小学3年生から自治会や体育振興会に参加して大人と絡む機会が多い幼少期でした。最初はお手伝い程度から徐々に自治体行事に関わり始めて、高校生になると一人の戦力として頼られる様になり、上級生や地元の地域団体に入り込み全力で行事を愉しんでいました。同級生の女子より歳上の方が壁なく話しやすい子供だったのです。

母親が料理好きな事もあり、それを見習ってか当時から焼き魚やご飯、味噌汁を料理して家族に食べさせて喜ばせるのが好きな少年でした。勉強が嫌いでしたので、高校では自分のやりたい和食料理を極めるため調理師学校に進学。高2から家庭で焼き菓子やクッキーを作り周りに配り、地元の夏祭りにも差し入れたりもして、お菓子作りが好きだと気づき、この頃からパティシエの道を意識し始めました。

料理人としての経験から沖縄への出向

Q : 料理人としての経験をお聞かせいただけますか?

高校卒業後は、八王子の栄養士専門学校に進学。栄養学としてカロリーなど数値的なものを重視する栄養士になるのに違和感を感じた事もあり、就職活動では好きなディズニーの世界で関連ホテルの調理師で働こうと応募。結果的にディズニー関連への就職は無理でしたが、二十歳から東京駅近くのドイツの創作料理店で2年程料理人として勤務、副料理長代理まで経験しました。そこでは前菜からメイン料理やお菓子作りも一通り覚えて料理人として多くの事を習得しました。

その後、料理人の経験からスカウトがありヒルトンお台場で結婚式の宴会調理部で勤務しました。2020年2月に入社しましたが、コロナの影響もあり2ヶ月後の4月から宴会が突如なくなり休業。給与補償のみの自宅待機となりました。7月頃からようやく仕事が徐々に戻りつつありましたが社内の最低限の人員を分散させて廻す体制でしてが、その際に料理長から『沖縄に出張に行けないか』と打診され、8月下旬から1ヶ月ほどオリエンタルホテル沖縄への出向となりました。

その沖縄出稿が大きなターニングポイントでして、通勤時間がない生活や沖縄の風土に魅了され、この沖縄の地に定住したいと、9月に任務を経て東京に帰任したタイミングで沖縄生活を実現させるため退職届を突然提出したのです。

田中成樹さん

経営者交流会での人脈からチョコレート事業の起業へ

Q :料理人から起業への転身はどの様なきっかけですか?

当時の料理長からは『次の職が決まってからで、急がず辞表を出す必要はない』と提案して頂き、理解力のある方でした、結果的に10月中旬にシェラトン沖縄に内定が決まり2020年の12月から沖縄に出戻り住民として沖縄県民になりました。その頃はコロナが落ち着いて観光客が徐々に戻りつつあるタイミングでした。シェラトンでは料理人ではなくウェイター担当のサービス部に所属されましたが、間もない頃にサービス部長から私の経歴を見られたのか調理部に抜擢され移動して2022年1月まで料理人として経験を積みました。

その頃から、個人的にシェラトン勤務をしつつ知人の紹介で那覇へ “経営者交流会” に行くことが増えてきたのです。那覇に行く回数が相当増えたのも理由としてシェラトンを退職、その後は国際通りのれん街の飲食店に居酒屋スタッフとして転職しました。那覇勤務でしたので、経営者交流会に頻繁に顔を出せる様になり那覇で大きな人脈が出来たのがその後の大きなターニングポイントになりました。

また沖縄生活と並走して、7年前ほどからディズニー好きで意気投合した現在の共同経営者と共に “ドリームスタースイーツ事業” のチョコレートブランドの立案と事業化を水面下で進めていました。そのパートナーは”ショコラティエ”として製造担当、私は”バイヤー”として流通担当として、私達2人でディズニーの様に「 チョコを通して人を魅了し続ける事が出来る」と考えて起業の道を歩み出しのです。

日本酒トリュフの2年越しの研究から商品化へ

Q : 現在の商品の魅力を教えてください。

起業のきっかけとしては日本酒が好きだけど甘いのが苦手な友人から『 スイーツを日本酒を使って美味しく食べれる様に出来ないか? 』と聞かれた事から始まりました。そこで日本酒とチョコを融合した商品を2年程掛けて研究した結果「これは売れるよ。」と日本酒トリュフの商品に行き着いたのが起業のきっかけです。日本ではパティシエ工房の中でショコラティエを雇っている場合はありますが、まだショコラティエとしての専門店がそれ程多くない現状があります。

チョコに合うお酒のペアリングとしては日本酒「黎明(れいめい)」や長野の「水尾」ブランデー「Henessy」「カルヴァドス」古酒ですとマイルドな「泡盛」などが相性は抜群ですので是非一度お試しいただきたいです。

将来は料理を通して若者支援と海外展開へ

Q : 将来のビジョンをお聞かせください。

現在の販売はウェブ上での購入がメインとなり無店舗型営業に拘っていますが、今後は実際に手に取ってもらえる個人への販売や、飲食店での卸しにも力を入れていく予定です。製造は今は横浜ですが、東大和でも自社工房を展開します。また来年のバレンタインに向けては富裕層向けのイベントや催事も実施予定でもあり、長野の安曇野のトリュフを秋くらいには新ブランドとして立ち上げる構想があります。

将来的に飲食店の運営を通して” 若者支援” にも力を入れたいです。飲食業界での勤務は過酷な面もあり若者の離職率が高い課題がありますが、若者が長く勤務できて辞めない店舗、組織の運営を通して、若者を支援したいと考えています。料理する側も幸せになれる様な、企業理念や企業風土が大切だと感じています。

私がリタイヤする頃にはこの会社に携わって良かったと思える事業を成し遂げたいですね。夜空の”星” は繋がると”星座” となりオリオン座の様にどの地点から見ても同じ様に輝いて見える。私もチョコを通して人それぞれの想い、夢を繋いで行きたい。そんな想いで” Dream Star Sweets”との社名にしています。来年以降は海外も積極的に展開する計画もあります。メイドインジャパンの “日本酒トリュフ” でブランドを築き上げ、近い将来ドバイやシンガポール、ハワイなど富裕層に向けた販路拡大も可能性は大きいと感じています。

Dream Star Sweets ウェブサイト

有難うございました。インタビューを通して人と交流するのが本当に好きな方だと感じました。メイドインジャパンとして”日本酒トリュフ” が今後多くの方に届けれる事を愉しみにしています。また、クラウドファンディングも運営されていますので、以下より詳細をご確認ください。

Makuake クラウドファンディング 「 日本酒 x トリュフチョコ 大人のためのほろ酔いチョコ」

田中成樹さんのプロフィール

会社:Dream Star Sweets Co

住所:〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531

出身:東京都稲城市

ウェブサイト:https://dreamstarsweets.jp/

メディア取材に関するお問い合わせは、右上メニューの運営会社ウェブサイトよりお願い致します。

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